インプラント

インプラント治療の流れ

  1. 診査・診断・カウンセリング

    レントゲンやCTなどで患者さまのお口の中を十分に診査、診断した後、インプラント治療に関する説明を行います。 顎の骨の状態、歯肉の状態、失った歯の噛み合わせの部分などを考慮し、機能性に優れ、見た目にも美しいインプラントを行えるように、綿密な治療計画を立てます。

  2. 一次手術

    顎の骨にチタンでできているインプラントを埋め込みます。 まず顎の骨に孔を開け、そこにチタン製のインプラントを埋め込みます。インプラントを1本埋めるための手術は、臼歯や親知らずを抜くのと同じ程度の規模です。手術時間は、通常2時間程度の日帰り手術で済みます(本数にもよります)。手術は局所麻酔の下に行いますので痛みはほとんどありません。それでもご心配な方や痛みに弱い方には、静脈内鎮静法も行うことができます。また術中、術後も痛みがほとんどないのが特徴です。手術中は血圧、血中酸素濃度、脈拍など必要な情報を完全モニタリングしておりますのでご安心ください。

  3. インプラントと骨の結合・安定

    インプラントと骨がしっかりと結合するまでには2カ月~6カ月程度の期間を要します。それまで待つことになりますが、結合する期間は骨の状態などによって、個人差があります。

  4. 二次手術

    骨とインプラントの結合の確認ができたら、簡単な手術を行って人工の歯を接続するアバットメントという土台を取りつけます。これで外科的な処置は終了です。

  5. 人工の歯の作成及び装着

    二次手術が終わってから、1~2カ月後に最終的な被せ物の型取りをします。そしての形態や色をチェックしながら被せ物を作り、インプラント治療が完了します。 被せ物はすべて院内に勤務している専門の歯科技工士が担当しますので、修正などがありましてもすぐに対応させていただきます。

  6. 治療後の定期検査

    インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、歯周病のようにインプラントの周囲が感染してしまうと骨が溶けてしまい、支えられなくなってしまいます。インプラント治療が終わっても歯と同様に歯ブラシできれいに磨いておく必要があります。また、インプラントを入れた歯科医師が悪くならないかチェックしていくことも大事です。せっかく長い時間をかけて入れたものがすぐ悪くならないようにメンテナンスに通うようにしましょう。